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なぜストレッチは必要なのか?

なぜストレッチは必要なのか?

こんにちは!

大阪鶴見区、東大阪市、大東市の野球教室、パーソナル指導の野球学です。

野球学で子供たちが唯一苦手で嫌な練習。それはストレッチです。

ストレッチが大事なことは、大人も子供たちも分かっているんですよね。

でも中々、出来ない。やはり地味だからです。

野球学は、ストレッチだけは練習だけでなく家庭での取り組もう!と指導しています。

理由は2つあります。

1つ目は、まずケガの予防です。

練習やトレーニングの後は、筋肉の繊維が縮こまっています。これを元通りの状態に戻してあげるためのストレッチ。

これがケガ予防に効果的です。

2つ目は、うまくなるスピードが格段に早くなります!!

少し想像してみてください。

ここに、2つの容器(マグカップとバケツ)があるとします。そしてそこに注ぐ水を用意します。

ここでは容器を柔軟性、水を技術とします。

その2つの容器に水(技術)を注ぎ続けるとどうなりますか?

マグカップの方はすぐに溢れてしまいましたよね。

逆にバケツのほうはたくさんの水が入りました。

つまり、私たちは子供たちに水(技術)をどんどん注いであげることができます。

しかしその容器(柔軟性)が小さければ、溢れてしまいこぼれていきます。

少しもったいないですよね。

逆に言うと、容器を大きくすることができれば上手くなるスピードが格段に上がります!!

なので今回はストレッチについて詳しくお話します。

ストレッチの種類

ストレッチは大きく2つに分類されています。

動的ストレッチと静的ストレッチです。

さまざまなシュチュエーションによって使い分けることができて、パフォーマンスの向上にもつながります。

静的ストレッチ

一般的にストレッチのイメージが強いのはこの静的ストレッチです。

ゆっくり息を吐きながら伸ばし続けるストレッチです。

主に練習やトレーニング後のクールダウンとして行うことを推奨します。

私がオススメしているタイミングは、お風呂上がりです。お風呂上がりにコップ一杯の水を飲んでから(水分が枯渇しているため)静的ストレッチをすると激的に身体が柔らかくなっていきます!!

お風呂に入ることで、身体が温まりますよね。
血行が良くなるため、リラックスする効果があります。

静的ストレッチは血行が良く、リラックスした状態で行うには最適なのです!!

動的ストレッチ

2つ目は動的ストレッチです。

動的ストレッチは、筋肉をしっかり伸ばす静的ストレッチと違って、筋肉と関節を同時に動かしていきます。

全身の連動性を高めてくれるので、主に練習や試合前のウォーミングアップとしてオススメです!!


マエケン体操、みなさんご存知ですよね?

メジャーリーグで活躍する前田健太選手の登板前でのルーティンワークです。

ものマネしている子供たちもよく見かけます。
ただ、腕を回しているだけのように見えますが、

マエケン体操は、肩甲骨からの始動で背中から胸、振られる末端(肘、手先)が一緒に連動して動いています。

身体の連動性が良くなればパフォーマンスは向上します。

つまり、、、
動的ストレッチを取り入れることは、野球学が指導する「楽に上手くなる」ためのひとつの近道になるんです!!

痛い!ストレッチはダメ!!

ストレッチをしていて「痛い!」なんて経験はないでしょうか?

特に股関節などを柔らかくするために痛いけど我慢をして、頑張って無理やり筋肉を伸ばしていないですか?

もしも現在、無理やり頑張ってストレッチをしているのであればすぐにやめましょう!!

ストレッチは本来、頑張らなくていいんです!!

ストレッチは「痛い!」と感じると、かえって逆効果になってしまうんです!!

「痛い」身体のキケン信号!

「痛い!」と感じているとき、筋肉は固まってしまっていないでしょうか?

いわゆる力む感覚です。

なんでストレッチをしているのに固まってしまうの?と感じると思います。

なぜでしょうか?

それは、脳が身体がキケンだと感知するからです。

例えば、急に物が飛んできたり、デッドボールが当たるときのように「危ない!」状況では身体は自分を守ろうと力が入り、固まろうとしませんか?

これらと同じような反応をストレッチでも無意識に起こしているんです!

これでは一生懸命頑張っても、むしろ逆効果になってしまいます。

気持ちのいいところで伸ばそう!

それでは一体、どんなストレッチがより筋肉が緩むのでしょうか?

まずは、伸ばしたい箇所をゆっくり伸ばしていきます。

そして目安としては痛いと感じる少し手前、「あー、伸びてんなー」でも痛くない、そんな感覚になるところまで何も考えずに伸ばしてみてください!

無理やり伸ばすよりも、十分に力が抜けてどんどん柔らかくなっていくでしょう!

日々のチームでの疲れた身体を静的ストレッチで癒してあげてはいかがでしょうか?

可動域を広げよう!

始めに柔軟性、 いわゆる可動域を広げることで技術(水)をたくさん入れていくことができて上手くなると説明しました。

可動域を広げるには、動的ストレッチがオススメです。

特に肩甲骨や股関節は野球選手にとって,とても重要でパフォーマンスの向上に直結しています!

ただ「やらされる」という感覚で取り組むのはやめましょう!

オススメとしては、日頃音楽を聞かれると思います。その自分の好きなリズムに合わせて、遊び感覚でいいので肩甲骨や股関節を開いたり閉じたりを繰り返してみて下さい!!

その遊びやひと工夫が、新しい発見やヒラメキに出会う、なんてことはよくあります!!

おまけ。

赤ちゃんや小さな子供の身体の使い方を見たことはありますか?

人体の構造に逆らわず、すごく自然な動きをしていて美しいです。

誰もがはじめは、人間本来の動きをしていたのです!

それがいつの間にか、仕事や学校、生活習慣によってその動きが失われていきます!


そうしたことを踏まえて、野球学のレッスンを通して学び、そして上手くなりましょう!!