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日本人外野手がメジャーで通用した理由|日本流投げ方の科学を解説

日本人外野手がメジャーで通用した理由|日本流投げ方の科学を解説

■はじめに

先日、保護者の方からこんな質問がありました。

「なんでイチロー選手みたいに、日本人の外野手はメジャーでも活躍できるのに、

内野手は成功例が少ないんですか?」

実はこの答え、

身体能力や才能の差ではありません。

大きく関係しているのは、

👉 “投げ方(身体の使い方)の違い”

メジャーリーグと日本では、

どんな動きで投げるか どこに力を使うか どうやって肩を使うか

この考え方がまったく違うんです。

考え方というか身体の構造という方が正しいかもしれまへん。

その違いが

外野では日本人が通用しやすい 内野では苦戦しやすい

という現象につながっています。

以下、わかりやすく説明します👇

■① 外野手はある程度「走りながら投げる」

外野手は、ボールを取る 助走する 走った勢いを利用して投げる

という動きをします。

つまり👇

外野手の送球=“走る+投げる”が一体化した動作です。

ここでは、

フォームの大きさよりも、

身体の連動 タイミング 力の伝え方

が重要になります。

フォームの大きさはむしろ邪魔にさえなります。

■② 日本人は「コンパクトに投げる方が効率がいい身体特性」

ここがとても大切です👇

日本人は、

体型 関節の使い方 骨格 筋肉の質

などの身体特性から考えると、

👉 大きなフォームより、コンパクトな動きで投げた方が効率が良い。

これは「得意だからそうしている」のではありません。

その方が身体に無理がなく、再現性も高いからです。

だから日本人の外野手は、

走りながらそのまま強くボールを投げられる

という特徴が生まれます。

イチロー選手がその代表例ですね。

■③ メジャーリーガーは「大きく投げる身体設計」

一方、メジャー選手は、

肩まわりが強く 背中のしなりが大きく 可動域も広く 足のストライドもダイナミック

という特徴があり、

大きなフォームで投げる方が効率が良い身体です。

止まった状態ではとんでもない球を投げますが👇

助走してスピードが乗ると、

フォームが大きすぎて制御が難しくなる。

つまり、

止まって投げる → 超強い 走りながら投げる → ズレやすい

という特性があるんです。

■④ だからメジャーでは役割が逆転する

日本人外野手はメジャーでも評価されやすく、

日本人内野手は文化と動作の違いで苦戦しやすい。

■⑤ 子どもの育成で大切なのは「ポジション」ではなく「体の使い方」

ここで大事なのは、

“内野向き・外野向き”という考え方ではありません。

本当に大事なのは👇

💡 **助走 → 全身 → 腕

という流れで投げる経験を増やすこと。**

日本人の身体特性では、

止まった状態で大きく腕を振ろうとすると肩肘に負担がかかりやすい。

だから、

止まって形だけ整える投げ方 肘だけでスピードを出す投げ方

ではなく👇

🏃‍♂️➡💨 走りながら、全身で、コンパクトに投げる動きを覚えること。

■⑥ ピッチャーにも必要な動き

ここでよくある質問があります👇

「でもピッチャーは止まって投げるよね?」

確かにその通りです。

しかし、良いピッチャーほど👇

下半身の力 骨盤の動き 体幹の連動 重心移動のタイミングで投げています。

つまり👇

“腕だけで投げる”ピッチャーはいません。

むしろ、

👉 ピッチャーほどコンパクトで効率の良い投げ方が必要。

この投げ方が身につくと👇

肩肘の負担が減る コントロールが安定 ボールの質が上がる 他のポジションも守れる 生涯壊れない身体で投げ続けられる

未来が変わります。

■まとめ

外野の送球は「走りながら投げる」動き 日本人は身体特性的に「コンパクトに投げる方が効率が良い」 そのため日本人外野手はメジャーでも通用しやすい

小学生期は  👉 助走 → 全身 → 最後に腕  この順番で投げる経験が大切 これはピッチャーにも必要な投げ方で怪我予防・将来性・伸びしろにつながる。

📌最後に

今のうまさより、未来に残る“投げ方の土台”を作ること。

それが、

ケガなく、長く、楽しく野球を続けられる最大のポイントです。