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その走り込み、必要ですか?

その走り込み、必要ですか?

こんばんは。
大阪鶴見区、東大阪市、大東市の野球教室、パーソナル指導の野球学です。

走り込み昔からまるで伝言ゲームのように伝えられてきた日本の伝統的な練習メニューです
このような練習をしているのは日本だけではないでしょうか?

ズバリ言います。

走り込みはしないでください!!

数年前に、ダルビッシュ有選手が走り込みは不要とテレビやインターネットを通じて発信しました。

少しずつ練習メニューの媒体は変化しつつはありますが、それでも「走り込み」は日本の文化、常識として大きな存在となっています。

プロ野球選手の2月のキャンプの映像やニュースを見ていても、必ず「走り込み」をしていますよね?

また高校野球の冬の練習では、野球部は陸上部になれ!、この冬どれだけ走り込んだかで夏の結果が変わるぞ!などなど。

このような経験はありませんでしたか?

そんな「走り込み」について考えてみましょう!!

走り込みは正義なのか?

走り込みをしているチームはかなり多いと思います。そのチームに在籍している子供たちもたくさんいるでしょう。

グランドを20周走れ!、10km走ってこい!、PPランニング(ポールからポール走)タイム切りなどなど。

そして、そのタイムが良いまたは速い選手が監督やコーチに努力している、一生懸命だ!

そんな評価をされていたりしないでしょうか?

そして、走り込みで遅れをとっている選手は真面目じゃない、気持ちが足りない!などと理論とはかけ離れた評価基準となってはいないでしょうか?

そして走り込みが正義だといわんばかりの空気や雰囲気がチーム内に漂ってしまいます。

そして走り込むという行為で、疲労やケガによって本来の自分の最大限のパフォーマンスができなくなってしまいます。

「走る」ことは大事

別に走ることを、否定しているわけではありません。

むしろ走ることは大切です。

ただ、なんでも「過ぎる」と良くないです。
食べ過ぎる、飲み過ぎる、投げ過ぎる、走り過ぎる、などなど。

逆にいうと、適度に走ることは大事です。

一般的に走り込むと下半身が強くなると言われています。

そこで、走ることで身体が強くなる、どこかが鍛えられる!という考えは捨ててもらって大丈夫です。

走ることで身体を調えるぐらいの感覚を持ってみてください!

ピッチングやバッティング、守備練習、筋トレ、体幹トレーニング、様々な練習をすると身体のバランスが微妙に崩れやすくなります。

しかし、走ることは全身運動となります。

足の裏から膝、股関節、肩甲骨、腕と全てが連動して動きます!

走ることで、自分の身体の動きを確かめてみましょう!!

そして、鍛える感覚から調える感覚へ思考を少し変えてもらえたらなと思います!

走り込みをして何かたまりましたか?

今まで、走り込みをしてきて何が溜まりましたか?

ヒットが打てるようになりましたか?
球速が上がりましたか?
コントロールが良くなりましたか?

溜まったのは乳酸(疲労)ではないでしょうか?

少年野球や高校野球では練習時間が長いです。
1日練習が当たり前のようになっています。

走り込みという練習で疲労が溜まり、疲れきった状態で技術練習や自主練習に向かいます。

疲れきった身体のコンディションで、最大限のパフォーマンスを発揮した練習ができるでしょうか?

できないですよね?

結果、技術練習や自主練習が疎かになってしまいます。

でも長時間グランドにいるので、やった気持ちにはなっているんです。

逆転の発想 サボることでうまくなる!?

走り込みで疲れきった身体で練習すると、技術練習や自主練習が疎かになってしまう、と話をしました。

1度、逆転の発想をしてみましょう!

サボることは悪いこと?

技術練習や自主練習をしっかりと行うために、走り込みの練習を少しサボって体力を温存してみてはどうでしょうか?

人間の集中力や体力は無限に続くことはありえません。

今あるチームでの練習のメニューで、自分が優先したいことに全力を注げるよう身体のためにサボってあげましょう!

「サボってたら試合に出られへんし、ますます監督やコーチの評価が下がってしまうやろ!」と思われるでしょう。


やはりサボる(手を抜く)ということは良くない、当たり前、常識だとみんなが認識しています。

しかし、そんな常識に逆らうことで野球は上手くなれることがあります!!

どれだけ練習での評価が悪くても、試合になれば結果が出ている選手を使っていませんか?

要は、うまくなって結果を出せばいいんです!!

はじめは不安かも知れません。

でも、上手くなるためにサボることは悪いことではないんです!!

むしろ上手くなるための手段なんです!!

楽してうまくなろう!

子供たちだけでなく大人もそうですが、やはりみんな野球が上手くなりたいんです。

そのために練習を繰り返します。


それがいつの間にか、辛い、苦しいことをしないと上手くなれないという思考に陥ってしまいます。

でも楽にうまくなる方法はいくらでもあります。

野球学のレッスンは、根性野球のようなことはしないので物足りないと感じる方もいらっしゃると思います。

ですが、正しく、効率よく練習すれば楽に上手くなれます。

私たちと楽しくうまくなるための第1歩を踏み出しませんか?